2008年10月6日月曜日

Accepting

今日もフィリピンのエピソードについて紹介します^^

フィリピンの高校生との交流プログラムには、
一緒に歴史的な遺跡に行くものがありました。

16世紀にスペイン人によって建てられた城塞都市「イントラムロス」
の端に位置している「サンチアゴ要塞」というところです。

そこはかつてWWⅡの際、日本軍が占領したところで、
多くのフィリピン人が日本軍に虐殺された場所でもあるそうです。

他にもフィリピン人にとっての英雄である「ホセ・リサール」の記念館もあり、
私たちは両方に足を運びました。


 ―戦争加害国と戦争被害国の若者が、歴史的現場をともに歩く

どんな姿勢で、どんな態度で向き合えればいいのか複雑でしたが、
フィリピンの友人たちは、「日本人」である私たちを攻めることもなく、
素直に歴史的現場の説明をしてくれました。

だから、私たちも素直に事実を受け入れました。

今まで全く知らなかったフィリピンでの虐殺。
教科書で勉強していたとしても、薄い記憶でしかなかったかもしれません。

だからこそ、実際に現場に行き、
当事者として「リアル」を感じたことが何よりも印象的でした。


また、足場の悪い遺跡を炎天下で見学したのですが、
フィリピンの友人たちはそれを察して、
遺跡の階段を降りるときに手をとってくれたり、
どこからともなく冷たいココナッツジュースを買ってきてくれたり、

彼らの思いやりのある行動一つ一つが心に残っています。
前回も【尊敬】について書きましたが、
ここでも、彼らの行動や振る舞いから、
彼らに対する【感謝】と【尊敬】の気持ちが生まれました。


国際交流では、文化紹介、ディスカッションといったプログラムをすることではなく、

言葉遣い、振る舞い、行動で表す【思いやり】などの【姿勢】を、
【伝える】こと、【育成する】こと、【共感する】こと。

そしてaccepting and respecting each otherが大事であり、
国際交流の本質的な部分なのだということを、
フィリピンでの経験を通して学んだんです。

もっと若者がお互いの【本質的な部分】を共有できて、
つながりあえるような国際交流を創りたい!

こんな思いが、大学生である今の私の想いやビジョンにつながっています♪

1 件のコメント:

Mariko in Wonderland さんのコメント...

みらちゃん、

コメントをアップするのが遅くなっちゃってごめんね!

ブログたまに覗いて♪たんだけど、
私がコメントしまくったらシークレットフレンドの
ドキドキ感がなくなっちゃうっと思い…
今日まとめて書きます!

みらちゃんが書いてるマイプロのアウトカム私もすごく同感しました。

○他の人に場をつくれる大人になること
○自分が自分の人生をプロデュースすること

その場の人にいるひとと、ありあわせでもと場を創っていこうとすること、
無いものを探すのではなくあるもので何ができるか考える姿勢、
いの研で学んできたな~みらちゃんのブログを読んでいて改めておもいました。

●つながりを持つこと
みらちゃんの原体験、つづってくれてありがとう!
『感謝』すること、『尊敬』すること。
うんうんっと思って読んでました。

大切なことなのに案外この二つって身近な人に程
当たり前と思って伝え忘れちゃったりするな~とも思いました。
『尊敬』の伝え方、
みらちゃんなりの素敵なコミュニケーションデザインがあれば今度教えてほしいな♪

日韓プロジェクトではどんなつながりデザインしたのか、知りたい~~
今後のブログの更新、楽しみにしてます♪

国際交流から、
コイ論のプロジェクトの親子がつながるプロジェクト
につなげているのも素敵だなって思いました。

私も、父親とはなんだかんだですれ違いの生活で、
中学高校と部活の朝練があったので父親よりはやく家を出て
でもって父親が仕事で遅く帰ってくる頃には既に寝てしまっていて…
そんなこんなで気づけば大学生でした。

そんな中面白いことにシュウカツが私と父親の距離、縮めてくれたんだよね。
お父さんはシュウカツのとき何を大事にしたの?とか、
そこから派生して、父親が仕事に込める思いとかはじめてききました。

後は、今すんでるところでビデオの録画ができないので、
よく実家にアウトソースして(笑)映像を撮ってもらったりするんだけど、
知らないうちにお父さんが私が頼んだ映像を見てるらしくって。
それこそ、ビルドレイトンの講演とか、NEWS 23のSVPとか、
いのさんのチェンジメーカーとか(笑)

久々に帰るとお父さんからSVPのことを聞かれたのはびっくりでした。

長くなりましたが、面と向かってお父さん話そうよ!とするのは今でも微妙にハードル感じるけど、

こんな風に『シュウカツ』なり、『映像を撮る』なり、
何か「いいわけ」見たいなものを通じて、交流って深まって行くのかなって思います。

みらちゃんとお父さんの今後の交流が楽しみです♪